列車は闇を抜けて/
アイバ シュウ
さよならのホームに
闇を抜けてやってきたヘッドライト
ふと目が眩んだ
線路は続く、と
幼い頃何度も口ずさんだ歌の
ほんとうを確かめるように
飛び乗った
行き先表示は
確かめなかった
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