夢の続き/
明楽
夢の続きはいつも空白 何もない
思い出そうとするけれど
水が手から
するするこぼれ落ちるように
夢が記憶から
流れ出てしまう
だから いつも 何もない
かすかに残っているのは
断片的な感触だけ
でも それに触れようとすると
さらさら さらさら 崩れてしまう
私の夢の続きは
何処にあるのでしょう
1998
戻る
編
削
Point
(1)