自称彗星アオゾラ誤爆/アオゾラ誤爆
 

するどい加速を見せつけて
ふたりの爆ぜる視線が上空の青を引っかいた

いたるところに残ったきずあと
なぞればきみの走りがちなフレーズも
太陽も酸素も花もすべて刺さっているさ


私を呼ぶきみの声 いつだって悲鳴みたいだったね
きみを呼ぶ私の声 いつだって悲鳴みたいだった?


どうせなら心臓に痛みも安らぎもおしこんで
宇宙の破片のみこんでしまおう
まるでだれかのまねごとだけど
自称したらすこしでも愛しかった



ほら

世界の終わりが窓を叩くよ
とおいアオゾラをずっと
みていて






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