夏の関係/森下 流華
 
涼しくなった夜を迎えたら

わたしはもう  必要ないの

暑かったから  一緒にいられたの

強すぎる 日差し

ゆらゆら揺れる 街の熱

冷めない 熱帯夜




何も考えられないから

一緒にいたのかもね

あなたが寝ている時に

わたしはここを出る事にした




帰り道のくしゃみは

女好きのあなたが

新しい彼女に

私のことでも話しているのだろう




今 わたしは冷静になり

季節も私のように

冷静さを取り戻す









 
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