観念の海と雑想/一般詩人-
 
ない誰かが作った
あからさまな人造食品を
しみじみ味わいたくなる
どうのた打ち回ったって
月面にセブンイレブンはない

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日常は
オフィスの机の上で
ビチビチ跳ねているだけの魚で
過干渉な生命の息吹は先鋭的にだがありふれていて
遠当てを食らわない程度の間合いで
過呼吸にならないために神経をすり減らす
帰還欲はない

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酸素の少ない我が脳内海洋は
はるか彼方より海色のマンボウが近づいてくる
空よりも深い無限度を
短い両腕で感じ取ったらば

そこに到れない己を自覚し
そこよりきたるマンボウの額を撫で
海面を見上げる


帰る方角はわかっている
気泡が上っていく方角に泳げばいい











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