雲のシッポ/
ぽえむ君
平たい大きな雲が
冷たい空気の上に寝そべって
暖かい空気をかぶったまま
空を旅してる
いろんな場所を見られるように
頭がたくさんあって
世界を西から東へ
ぷかぷか旅してる
ぼくは立ったまま
彼の行方を眺めている
ぼくは今
彼の胴体の下にいる
やがてあのシッポが
ぼくのところに来るのだろう
ひんやりとした風は
シッポを振った
彼からの挨拶かもしれない
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