旅情/ぽえむ君
生き方求めて旅に出て
遥か遠くへ身を運ぶ
景色風情に感ずるも
心の穴はふさがらず
彷徨い続け旅をする
場所から場所へ移る間に
夏の畑にただ一人
大汗落とす姿見て
ふと立ち止まるその景色
心こみ上げ涙する
今の目にする情景は
特に地名はないけれど
人の生き方そのままに
我の生き方そのままに
旅とは何かふと思い
幾度もその身を移動する
花や光に感ずるも
心の場所は定まらず
彷徨い続け旅をする
今の目にするその人は
特にその名はないけれど
この地の様をそのままに
我が地の様をそのままに
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