ツミノコシ/
フユナ
より
ほかにない
君がもたらした 花だよ
その、笑みを
つみのこして
わたしは
ぼんやり赤いツミノコシと
手を繋いでいる
とても 親しく
ツミノコシは
ツミに問われない
ことこそツミだと
俯き
俯いて
揺れたツミノコシの
リフレインがかかる
しょげなくて
そう、いいんだ
つみのこしたのは
わたしなのだから
俯いて
君と出会って
またここで、俯いて
わたしは
わたしの進む一歩に
花をみつけないより
ほかにない
ツミノコシ
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