そふと/見崎 光
 

冷たくなっていく肌を

指先で縫ってみた

どれだけ刹那に微睡もうとも

過ぎ行くものを変えられはしない


せめて

残暑漂うこの空が朽ちるまで

傍においてくれないか


邪魔はしないから…





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