昨日の情事。/哀詩
 


君を見かけなかった、もう伸びきった首。
モーニングコールは君だけのためだったのか、
(僕にはうるさいアラームだった。)

側にあるってだけの存在を
迷わず投げ飛ばしたら、
(もう届かなくなってしまったからな、ぁ)

あまったるい夜中の心中
きみの記憶にやきつかない程度のあつさなら好い。
きっと明後日を向いたままだったんだね、 君。


昨日の情事。
(ふたり、恋にふてくされてる。)

 
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