浄化していく夏/
たにがわR
太陽に撃たれてしまった今日という夏が私を浄化していく
反乱の白い日傘を青に塗りわたしと空が同化する夏
「その花を頂きます」と来る予告、たぶん夏には盗まれている
風鈴の音とかいう欺瞞では私は冷えず、た、戦えない
蜃気楼のような午後に僕たちは愛を語って騙されている
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