真夜中のキャンバス/哀詩
 


夕暮れを消して、こぶしをあげる、
かきくずれるキャンバスと、
手から泣き出すペンキが痛々しい。

このキャンバスに求めていた恋慕はきえて、
いつのまにか虚無感と哀が混沌と支配をしている。
(あたしの拳で、せかいをかえてしまっている。)

2次元はかなしく、影響をうけ、絶えずかわり
あたしははかなく、影響をおよぼし
どこか変わらずにいる。

あたしがキャンバスなら、消せた想いこそあるよな、 あ

真夜中のキャンバス。
(きみがうらやましい、よ。)

 
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