太陽/水在らあらあ
 

呼ぶんだ
生きてゆこうと
思うんだ

小さな鳥たちが鳴き止まない
そんな小島に流れて
おまえだけに愛されて
おまえだけを愛して

昼と夜が確実にあって
太陽と月と同じように
おれたちは謙虚な軌道に沿って愛して
なににも逆らわなくて

海草ににて美しくそよいで
遠くの神々に手を振ったりして
一日中笑って
時々ひどく泣いて

慰めて 慰められて
それはすべて体で
言葉は潮騒にまぎれて
それでも

ひとつだけ
ひとつだけ
焼けた肌の下で
だらけた口づけの中で誓う

どんな太陽の下でも
水があれば生きる
どんな星空の下でも
おまえがいる限り生きる










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