【 アダルトチルドレン 】/豊嶋祐匠
 



ピエロの様に

両親を取り持つ




涙を心の穴ぐらに

埋め続けて来た








でも

もう嘘は嫌なのです



心が痛くて

仕方がないのです






だから私は



少しでも自分を

諭して上げる様に



幼き頃の自分を

笑って抱き上げる様に



こうして

詩を書いているのです









そして

いつか



本当の自分を

癒して上げられたなら



その時こそ



私が詩を

書き終える時なのです。


















2004. 6. 6

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