宇宙の終わりの日に/円谷一
 
森羅万象の苦痛の叫び声が聞こえてくるよ
大変だ 誰か宇宙に助けに行かないといけない
万物とはかけ離れている世界 iPodの曲を聴きながら真っ青な空に浮かぶ染みのような宇宙をみて思う
でも叫び声が聞こえてくるのはよくあることで きっと人間達がdestroyを続けているからだろう 僕は叫び声を無視して携帯で詩を書いていた


叫び声は断続的に続いた だんだんと声が大きくなるにつれて人々は苛立ちを感じ 宇宙の人間達を黙らす為に殴り込みに行こうぜ! という話になった 単独で複数で戦闘用宇宙船で宇宙に攻撃を仕掛けに行った その喧騒の中ただ堤防の土手に寝転びながら歌を歌っていた 爆音がここまで聞こ
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