きみ と ぼく(連詩)/山中 烏流
きみがもし
にさんかたんそを
はくのなら
ぼくはそれさえ
すうとちかうよ
きみがもし
にさんかたんそを
すうのなら
ぼくはそれさえ
あいしていくよ
そしてもし
すこしずつあい
こぼれても
ぼくはすべてを
だきしめてくよ
だけどもし
おなかがいっぱいに
なってしまったら
こんどはぼくが
たべてあげる
ふたりとも
おなかがいっぱいに
なったときは
ぜんぶはきだして
またあいしあおう
あいしてる
なによりも
だれよりもあいしてる
てをつないだまま
あるいていける
むしろ
ずっと
つなが
って、
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