星がキラキラ輝いている〜小話仕掛けの物語詩〜/きりえしふみ
僕たち・星は傷付きながらも 光っている
君たちの愛する このラピスラズリの大宇宙中
僕ら 大好きな人や 仲良しな人と引き離された
……いや 違うな
僕らは進んで バイバイしたんだ
地上のみんなじゃ 出来ないこと……僕ら・星のみんなで手分けして
大宇宙をしょいこんだんだ 小さな背中で
未だ拡がり続ける 大きな真っ青な子供を
あやすために 僕ら・星たち
本当に大好きな人々とも サヨナラした
毎晩 キラキラ=「大好き」と
信号を送り続けるのは そのためなんだ
だから僕らは 傷付きながらに 光っている
尽きない涙 身体中にまぶしては
悲しみ
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