星がキラキラ輝いている〜小話仕掛けの物語詩〜/きりえしふみ
 
 僕たち・星は傷付きながらも 光っている
 君たちの愛する このラピスラズリの大宇宙中
 僕ら 大好きな人や 仲良しな人と引き離された
 ……いや 違うな
 僕らは進んで バイバイしたんだ
 地上のみんなじゃ 出来ないこと……僕ら・星のみんなで手分けして
 大宇宙をしょいこんだんだ 小さな背中で

 未だ拡がり続ける 大きな真っ青な子供を
 あやすために 僕ら・星たち
 本当に大好きな人々とも サヨナラした
 毎晩 キラキラ=「大好き」と
 信号を送り続けるのは そのためなんだ

 だから僕らは 傷付きながらに 光っている
 尽きない涙 身体中にまぶしては
 悲しみ
[次のページ]
戻る   Point(2)