ウブスナ/
ヴィリウ
知れません。
何処か知らない場所の様に、感じるかも知れません。
けれど、其処に在る生活は、そんなインスピレーションを呼び覚ますようなモノとは掛け離れています。
其処には、圧倒的な現実が在るだけ。
毎日が在るだけ。
貧困が在るだけ。
外側から眺める人々よりも、持たない人間が居るだけ。
今は其処から抜け出した私も、矢張り貧しいままで。
貴方の写真を見て自分が生まれた場所を思い出しました。
私の産土は、
ああ、
なんて貧しいのかと。
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