象形/ポッケ
 
思いは線で形になる
文字という
不確かな形に

虹のように曖昧な
色とりどりのモールを
くしゃくしゃに丸めて
誰彼かまわず投げ付けていた

文字になりかけた絡まりは
はじかれ
ベッドのしたに転がっていった

はじかれても
よけられても
求めてやまない

創りだす端から色あせていく
思いという
原色の絡まりを

不確かにも安堵のうちに
彩やかなまま
象るつながりを





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