待ち時間/hope
終わりそうにもない言葉達は、あなたの優しさだと分かっているの。
けれど私は、あなたの言葉達が途切れてしまうその瞬間を考えると、怖くて堪らないの。
的外れでもいいから終わらせないでいて。
あなたの言葉達を、何時までも聴いていたいの。
低い雲。
重くなる身体。
傘はいらないの。ちゃんとココロの中に傘を持っている筈だから。
(心配しないで)
どれだけ今が朽ち果てても、朝が来れば、私はちゃんと目覚めるから。
私は待っているの。
それでも待っているの。
(知ってる?)
雨は必ずやむんだって。
嗚呼、私は生きているのね。
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