混沌/深散
 
起きた途端のとんでもない世界が貫通しててそれは何に貫通させられているかといえばマイナスドライバーとかそんなんじゃなくてあからさまにこれはデッカイ棘で、棘って言うからには植物かと思いきや全然植物じゃなくてそれは錫と亜鉛の合金らしくて大きさたるや横浜のあのタワーを凌ぐほどで先端からなんかじくじく黄色いのが湧き出しててそれは膿かとグロテスクな想像したとおりそれは立派な都市の膿でよく見れば全部ブッシュと安倍の顔の黴菌だった。

というような夢を見たかのような破滅的な頭痛で、起きた途端にぶっ倒れて、これは死ぬマジで死ぬとカウンターまで這っていって思い余ってシートごとバファリンと胃腸薬をブラックマテ茶で
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