いつだって僕らは/そらいろ☆コゾウ
あの日の夢が
今も僕らを捕らえて放さない
僕ら二人、防波堤から荒れた海をみていた
「人生は360℃道なんだ」
君は誰かの言葉を呟く
「僕らは幾つでも選択肢を持っている」
頬を撫でる海風が生温い
後、どれだけ
この生温い風を受けていられるだろうかと僕は思う
後、どれだけ
この生温い風を感じられるだろうかと僕は思う
「それでも進める道はひとつだ」
「いや、選び取りたいのはひとつだけなんだ」
僕は呟く
今の僕には。と
踏み出したところに道はあるのか
踏み出した先に望んだ未来はたっているのか
僕はちゃんと立っていられる?
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