半透明な休日/一般詩人-
 
黒い独楽に心臓を奪い去られた街が
朝を待っている

メダリオンを施された靴が
血と土を踏みしめ

骨ばった指の先が
染みのついた君の前歯に触れる

君はいろいろなところに穴が開いていて
かがることもできずに

熱い雨が線と降り注ぐ丘に
あらゆるものが半透明と化す休日が差し込む

君の目は
今日も眠りのまぶたの奥で
潤い深く輝いている


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