パソコン通信の思い出 3/渦巻二三五
ニフティのF文学(文学フォーラム)には、『いまのは倶楽部』という短歌・俳句の会議室があり、私はそこで読み書きをしていました。
私が参加しはじめたころは、発言数は一日四つか五つくらいだったでしょうか。十には満たなかったと思います。皆、淡々と投稿をしておいででした。
感想コメントが寄せられることは多くはありませんでしたが、「あ、これは面白い」と思うものに私がコメントしてみようと思うと、それより先に話題にしている人がいたりして、普段静かなところでも、「読まれている」という緊張感がありました。
『いまのは倶楽部』では、毎週「お題」を出してくださる方がいて、今週のお題は何々、と書き込まれると、
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