詩語/美砂
 
内奥の
もっともやわらかな
湿地から
あわわれいずる
日の目をみるがために

新しい日よ
ブラヴォー

夜をこえた
植物たちと同じように
飢餓のまま
烈しく光に吸い寄せられて

わたしは
だれよりも早く
窓をあける

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