独りであること 信じること そして共に生きること/相良ゆう
自分の目で見たものを
自分の頭で考えて
自分の言葉で表現する
自分の手で触れたものを
自分の感情で受け止めて
自分の体で表現する
言葉は表現のために必要だけれど
言葉にばかりとらわれない
自分の言葉が伝わらなくても
くじけない 落ち込まない
わたしたちの世界の前提は
凡てのものは夫々全く異なる形で存在するということ
言葉はそんな無秩序な世界に
何とか秩序を与えようと
人が考えたものに過ぎない
それは世界をつくるけど
それは本物の世界ではない
本物に出会わなくては
本物を知ることはできない
人にとっ
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