花歌 恋歌/プル式
雨だれに 頷く露草 いとをかし
君への言葉を 語るともなし
雨蛙 あちらこちらで 鳴く声は
紫陽花に咲く 花の夢々
黒すぐり 簪に挿し 見る川面
笹の願いは いずこへ流るる
{引用=
解説
雨の雫に打たれて頷く露草のなんと可愛らしい事でしょう
まるで私の言えない言葉を語っているようじゃないですか。
って感じで訳になるんだけれどもね、
「露草」ていうのは尊敬、懐かしさ、小夜曲(セレナーデ・恋曲)をさすの。
つまり「雨だれで弾かれる曲が僕の気持ちを伝えるようです。あ
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