恋詩/raira
 
仕事の帰り道、赤の信号で止まる
自転車に乗りながら君をふと思い出す いつものように

どんなにきれいな景色を見ても
ものたりない
ずっと これからずっとものたりない
もう会えないのに会いたいと願う
その気持ちが情けなくて ゴミ箱に捨てにいくのに
また拾いに行ってしまう

頬にあたる風が気持ちいい

信号の色がかわる
またこぎ出す

あいたいよ 大好きだよ 幸せでいて

いつでもさがしている
毎日一緒にいる
毎日捨てに行く
それでいい

さよなら
大好き






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