メガ/モリマサ公
ゃらじゃらいいながらこぼれて
服を着たちいさな動物の群れのくすくす笑い声が綿のようにぶつかりあう
ユニセフのリーフエルメスのリングホワイトバンド証明されるなにか
裂けた皮膚がまた裂けて「たすけて」ってメールがまたとどく
ユニットバスでするおしっこの音がこまかくなって
かびたすそのカーテン越しにきみがまた勃起してくる
地平線のかなたで光るマンガ喫茶のなかでぼくたちがねむたい
そのうすっぺらい壁をやわらかなおばけがでたりはいったり
平和のはずの屋根のしたから陵辱をのがれてあおあざのままのほっぺのぬれた
おんなのこがはがれたペディキュアをぬりなおしてる
この水滴はなんだろう
千葉
モルタルにペンキでできたお菓子の家で迷ってる母親たちに出口が見えない
くり返すジャンキーがマンチーで胃袋につめこむスナック埋まっていく空白がつきない
100円ショップで消費する時間
むなさわぎで見る雲の裏側にかいてある文字がひかる
なにかのかたち
この水滴はなんだろう
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