パソコン通信の思い出/渦巻二三五
私がニフティサーブに入会してパソコン通信を始めたのは、一九九五年。
その頃、プロバイダは二つか三つの中からしか選べなかった。
ニフティにはさまざまな「フォーラム」があった。今でいえば、サイトのようなもの。ただ、インターネットのサイトと違うところは、「フォーラム」はすべてプロバイダが設置したものだということ。
「フォーラム」の管理人は有志がボランティアで務め、その人は「シスオペ」あるいは「フォーラムマネージャー」と呼ばれていた。
私は、ニフティのなかにある『文学フォーラム』というところに入会した。
電話回線を使ってネットに繋ぐ。
電話代と接続料金がかかる。接続料金は定額
[次のページ]
戻る 編 削 Point(16)