おっぱい?/茶釜
 
忘れようとするほどに
溢れてしまう貴方を
きつく胸の底に収めて
ただ昔の思い出として
そのシフォンケーキのような重みと
和らぎだけを感じながら生きていこうとしても

「今も愛している」

なんて
甘く苦い片想いが
知らぬ間にホロリと
恥ずかしくはみ出して

時々私を困らせる 


#原題「ベティのセレナーデ」
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