思い出す/はじめ
いたのかはもちろん神だろう 極論だ そんなことができるのは神以外有り得ないからだ
僕の残像が僕の前に現れている 僕が気付くとふっ と姿を消した 二階のラジオはずっと付けっぱなしだ よくよく耳を澄ましてみるとヒトラーの演説に聞こえる 僕は「独裁者」のチャップリンの彼を真似した演説をふと思い出してにやける
退屈な時間が流れている 心の日溜まりが外に伸びてきている 僕は故郷の橋を思い出す もう思い出すのは止めよう しかし詩を書いていると今考えていることと全く関係性の無いことを思い出してしまうのだ 僕は今この詩を書いている 沢山思い出すことがある
パソコンを集中して見過ぎたせいで 目と頭が痛み
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