光明の滝/
構造
い汁が鼻に入り
ツンとしたときに
ブタクサの群れが風になびき
千円を聞かれたのか
後ろから笑い声がきこえた
ようやくかけあがった
砂利道のむこうから
さかのぼって竜になるには
一億円いるだろう
怒涛がきこえるのを
しずけさがごまかしていた
RVに轢かれて死んだタヌキをみつけ
自転車との威力の差を感じながら
きよらかでしけった風にむけて
もっと多くのマイナスイオンをあびようと
おれはもういちどありったけの力で
ペダルを踏み下げた
戻る
編
削
Point
(5)