*砂漠に花を咲かせましょ*/かおる
で煩わしいと思っちゃうと
その行事が簡単に削除されてしまう
何かと不自由に命令されていたけれど
庇護されていたこどもだった時代が懐かしい
咲かせる事の出来なかった真っ白な夢の蕾を
胸の奥に幾輪もいだいて
日常に塗れ疲れ果て
砂漠化する毎日に
かわいていく
贅沢は言わない
ひび割れてしまいそうな時に
ほんのささいな一言で
しっとりと心が
とろけてしまう、そんな言葉がほしい
行ってきますのおざなりのキス
ありがとうってこの前、いつ言ったかな
戻る 編 削 Point(11)