ランドサット/モーヌ。
まどろみを さめたり もぐったり
白日の 季節の かいなの なか
体力は うばわれ
けだるさに 眠って
窓を 吹いて くる
れもんの 風との トランスファー から
惑星の 青い圏の 外縁 まで さざめいて
唄声は かじかみを 溶く
ひからびた 石と 鉄 と
冷血の 人地 から とおく
やしないの 精霊は ここかしこ
ひさかたの 日ざかりの なかで
夏ばや を 告げる
積乱の 雲の はたてを
とおく かすんだ 淡き みどりを まとい
外縁と 内縁が さかいを なくす ところ
や
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