ランドサット/モーヌ。
 



まどろみを さめたり もぐったり

白日の 季節の かいなの なか

体力は うばわれ

けだるさに 眠って

窓を 吹いて くる

れもんの 風との トランスファー から

惑星の 青い圏の 外縁 まで さざめいて

唄声は かじかみを 溶く





ひからびた 石と 鉄 と

冷血の 人地 から とおく

やしないの 精霊は ここかしこ

ひさかたの 日ざかりの なかで

夏ばや を 告げる

積乱の 雲の はたてを

とおく かすんだ 淡き みどりを まとい

外縁と 内縁が さかいを なくす ところ


[次のページ]
戻る   Point(21)