蒼の孤独/
あずみの
わたしは深海に漂う水の泡
孤独に苛まれ紺碧の檻の中
どこまでも寂しく漂うのみ
天から射し込む幽かな光に
引き寄せられて誘われて
虹色に輝きを変えても
決してどの色にも染まれない
果てしない海をどこまでも
どこまでも彷徨いながら
いつの日にか小さく淡く儚く
恋の幻のようにひっそりと
弾けて消えるのでしょう
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