紫陽花の詩/
ぽえむ君
雨に濡れてる紫陽花の
赤が濃くなるその花に
ほのかに光る銀の雨
一つ一つの音を聞く
そこには時が動いてる
膨らみながら進んでる
雫に溜まるその詩は
紫陽花の詩
風に吹かれる紫陽花の
青が揺れてるその花に
遠くで動く白い雲
一つ一つの声を知る
そこには夢が開いてる
膨らみながら絡んでる
空気に宿るその詩は
紫陽花の詩
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