豊かさの代償/
ぽえむ君
その社会は
そこに住む人たちを
豊かな生活をさせるために
必要以上のモノを作り
必要以上のモノを買わせ
必要以上のモノを捨てさせ
常に不足への不安と
新しいモノへの欲求を
同時に進行させなければ
成り立つことができなかった
それはモノだけではなかった
必要以上の健康と
心の病気を生み出すことになった
生活の豊かさの代償は
人間の生き方だった
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