君の声は僕の心に永遠に/はじめ
 
 君の声は今も変わらず僕の心に残っている
 か細い優しくそして甘い声だ
 僕は君の顔に出逢った瞬間に心臓が止まるぐらい惹かれたのだけれど 時間が止まったと表現すればいいのだろうか さらにその魅力を増せさせたのは声だった
 君は何も知らない咲きかけの蕾のような繊細な感情の持ち主だった
 君はふとしたことでこの世界から消えてしまったけれど そのことを悲しむ人は少なかった
 僕は生活を続けていく希望を失って 昼夜逆転の生活を強いられるようになった 昼間は死んだように布団から動けなくなって 夜は希望を持てる歌を聴きながら号泣したりした
 僕は毎夜君の無二の親友に電話をかけて悲しみを少しでも減ら
[次のページ]
戻る   Point(3)