流星群/アマル・シャタカ
 
心が切り裂かれ涙は星になって
君は呟いたね 
何を愛していたのだろうと

星になった君の涙を 
僕が一粒指で弾いて
未来に零れる流れ星に変えた

満天の星空は君の美しい涙
とめどなく頬を伝う星たち

僕は呟いた 
それでも愛していたのでしょうと

君の嗚咽が星を創る 
僕がまた 
一粒指で弾くと
すべての涙が静かに未来に流れていった

漆黒の闇を見て 
愛はないのねと 
また涙を一滴流して君は

暗闇から月が君を照らしてこう諭した
暗闇の向こうに月は輝いているのだよと

僕は君の一粒の涙を指ですくい
口に含んで囁いた
泣きたいときは泣けばいい
君の涙が枯れないように
愛もまた 
枯れることはないのだから

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