白と黒の狭間にて/おるふぇ
詩と、
そうじゃないものの狭間
そんな世界に僕はいる
この言葉が
ただのガラクタでも
僕は呑み込むことを許さない
命、
そう命
そんなものに似ている
かけがえのないもの
君が泣きたくなったら
この詩は
涙を、
一滴残らず
受け止め吸い取るでしょう
今は笑っているけど
そんな状態が
ずっと
続くものではないこと
経験上、
よく熟知しているはずさ
だから、
笑っていても
悲しそうなんだ
「白よ」
そう言った君でさえ
時には黒に寄り添って
退屈そうに空を眺めるだろう
苦痛だの疑問だの
色んなものを
飲み込んで
砕いて
自分の
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