砕け散る空気の終わりに/鈴木カルラ
 

空気、それは砕け散る、そして、その終わりに、永久に考え続けた真実と、今はいない人の精神が見た現実が、愛される夜と、望まれた時間すらも、その向こう側へ去ってしまう、

私は壊れる空気の破片の幻想を夢見る、
たぶん、眩しい太陽は、現れて、そして、空気の内部に見ることができたのだろう、そこでは、それは目に見えて、光が空気の塊を砕いてゆく、原子のサイズで、裂いてゆくのだろうことを、
そうだ、まて、このイメージを私が知らなかったのか、そうであろうことも、これからのことも、もし、脳裏に焼きついてしたとしたら呼び戻すべきだろうか、その必要は、それもいいだろう、

今にして思えば、精神病者は、無情
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