雨の六首/おるふぇ
 
しとしとと 雨のリズムは 跳ねるよに 色とりどりに 開く傘花


窓辺にて 紫陽花の夢 つらつらと 君が眠った 横顔を見る


愛してる も一度言って その言葉 濡れた路上に 虹が映った


拙くて どうしよもない 僕だけど 雨が降る日は 傘を差すから


大丈夫 その微笑みが 心配で 歩く速度は 蝸牛だね


行く先で どんなことでも 歌えたら きっと雨さえ 楽しめるから
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