きらめく/
山中 烏流
たべたとしていても
それが
鼈甲色だったとしても
塵は決して
きらめくことを
止めたりはしない
瞳孔が
僕を捕らえて
睨み始めたからといって
時は既に
(ブラインドを)
(潜り抜けて)
世界が
真っ白に、きらめく
(捕らえて)
(離さない、)
噛み砕いたそれさえも
きらめく
きらめく
きらめいて、しまう。
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