レイトショー/六崎杏介
 
静柩で在るBloodは 夜
浮浪する 街灯の囁きを受像し
Cigaretの薄煙に投影する
轢死って夕闇に溶けた黒猫に捧ぐ様に
密やかに騒やぐ
歪でRのFlatな矛盾を撫ぜる視えざる指
其れが心憬を揺らす事象を
名付ける事が 出来ぬまま
幻視の天使がワルツのベンチに
停止する迄 (街灯より高く、月よりは低く)
殉教者の不在による
薬剤の描写を ノックする。

グラス水に以前いたクラスを透かす
包括する鴉の黒 A、、、、。


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