モーツァルト ピアノソナタ kv570 より、第一楽章/美砂
でも、いいや、
どうせ、また、ひっついてくるんでしょ、
なんにもなかったみたいに
カーブでスピードをあげる
つま先に赤土が吸い付いてくる
ききたくない笑い声も、さなえちゃんの重たそうなおっぱいも、
どんどんはなれてゆく
海の風
気持ちいい
金具があたって、いたいけれど、
もっと早く走れないかな
飛ぶように
束ねた髪がリンリンなる
みんなあんな後ろ
わたしだけ風みたいでしょ
ぜったい、だれにも、つかまらないから
※自分の生徒のためにかきました。
あくまでもイメージの参考として。
第一楽章はけっこう、つかみどころがなくて弾きにくいです。
戻る 編 削 Point(5)