愛する者達へ/はじめ
星空を君と見たい
月が嫌いだから月のない夜に
空が澄んでいて雲が確実に動く
魔法使いが箒に乗って空を過ぎりそうで
冬だけどこのまま眠ってしまいそうで
君が横にいることがとても幸せだ
二人笑って そっと手を繋いで
本当にプラネタリウムみたいだね
閉塞感が無いし人工的ないやらしさも無い
あれは何かの星座かなと僕らは話し合う
無限の時間を体感する
透き通る宇宙
僕が君と本当に見たかったもの
無数の星
こんな日の変わった真夜中に星空を見ているのは僕らだけだろう
吐く息で宇宙が濁るのを見て笑いいつまでもいつまでも空を眺めている
僕達は家に帰
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