+初夏/
リュウセイ
桜の若木についた花はいまだに落ちること無く
強い風のなかで、桜色が揺れる
暖かな日差しはいつまでも穏やかで
何をするわけでもなく、壁にもたれて
ウトウト微睡みながら
魂は繋がれてる。
夏の焦れる温度はまだ遠く
触れるものにも冷たさが残るけれど、
ながれるいのちは熱を帯びたまま
誰かに届きそうな微熱伝導‥‥
好きな唄をくちずさんで。
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