【親友の恋人略奪事件】/クローバー
 
ンカチに包んだ
とりあえず、嘘のあった場所にチョークで床に印をつけるため屈むと
目の前に二つのミイラ
僕は情が朽ちた甘ったるい臭いで吐き気を催す。

(窓を開けよう)


彼らは、男のミイラが女の頭を胸に抱え、撫でているような格好であり
女のミイラは身体を丸めて、男の腕に包まれていた
その姿はまるで男のほうが女をあやしているかのようであった。







「さて、と。
 おい、誰か僕に手錠をかけてくれ。」

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