おせっかいおばさん(親指1000字エッセイ)/佐々宝砂
 
最近嵩麻呂さんの携帯写真+詩に「これはクローバーじゃなくてカタバミです」とコメントをつけた。四つ葉のクローバーが出てくる詩は悪くなかったと思うけど、写真に写ってるのは確かにカタバミだった。クローバーではなかった。こういうのを見つけると、ついついおせっかいしてしまうのである。

嵩麻呂さんがその詩をすみやかに削除したので、私は悪いことをしたかなあと反省しはじめた。ところがしばらくあと、嵩麻呂さんは「プランタにカタバミが」のタイトルで詩を書き直し、写真はそのままで再投稿した。私は正直、前の詩の方がよかったかもしれないと思った。だが、間違いを指摘されたとき間違いを認めて再投稿する姿勢はいいなと素直に
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